『Little Red Riding-Hood』

コアの英語物語テキスト

『Little Red Riding-Hood(赤ずきんちゃん)』を、小学生高学年クラスの物語教材としています。

「小学生が使うから」と、簡単な単語や短い文章ばかりで語られているわけではありません。冒頭から関係代名詞や受身の表現も出てくるような、自然な英語で書かれた物語です。 ですから、天満校ではおとなの音読クラスでも使っています。

さて、コア小学生クラスのある生徒さんが赤ずきんちゃんの冒頭をディクテイションしてくれました。

コアで英語を習いだして間もなく1年半になる小5生には、こんな風に聞こえています。

Long long ago
ロング ロング アゴー
there was a little girl
ゼアウォザリトルガール
who was loved by everyone,
フーワズラブドゥバイエブリブァン
but most of all
バットモウストオブオール
by her grandmother.
バイグランドマザァ

単語1語だけを読むときの音と、文中で読まれた時の音が違う。

これは、リスニングを困難にしている原因の一つです。
音声変化のパターンはいくつかありますが、そのパターンを覚えたところで、残念ながら、リスニングの強化にはつながりません。

文字と音の違いを相当数体験することで、脳の中に音声変化のデータベースが形成されてゆきます。

コアの小学生がリスニングに強い理由は、自然な英語で書かれた物語を何作品も、そして、各作品を何度も暗唱できるくらいまで聞き込み・音読し、音の変化をたくさん体験したことにあります。

そして、

たくさんの物語教材を読み進めることは、リスニングの強化だけでなく、文法力の強化にもつながります。

「as」という単語を取り上げてみましょう

asは最も活用度の高い単語のひとつで、関係代名詞・前置詞・接続詞など様々な使い方があります。大学受験でも、その用法を問う問題が出されています。

as my first meal【前】~として 
as they say【接】~するように 
as I know I am【接】~のように 
as she waved good-by【接】~しながら
as I passed【接】~する時
Small as he is【接】~けれども

コアの小学生の物語教材にこれだけの違う用法のasが使われていました。

文法書の説明だけでは理解しにくい内容も、物語を自力で訳し、さらに、CDの聞き込み・音読を続けることで、
その音声そして物語背景とともに、これらの言葉がしっかりと定着していくのです。